真言密教のさとりの世界を、目に見える形にして象徴的に描いたものが、曼荼羅です。
代表的な曼陀羅には、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅のふたつがあり、これをあわせて両界曼荼羅といいます。どちらも中央の大日如来のまわりを、たくさんの諸尊がとり囲んでいます。
真言宗のお寺では、基本的に本堂の東に胎蔵界曼荼羅、西に金剛界曼荼羅をかけます。