近代の岩戸寺
中興後、第17世実寛が旧大師堂を建立しました。
第18世大僧正実憲は昭和12年(1937年)に奈良の生駒山より聖天尊の分身を勧請して、聖天堂を建てました。実憲僧正は昭和43年に「法句経の対照研究」という学術書を執筆し、高野山奥の院で導師を務めました。
第19世崇圓代には平成6年4月に第37回目の開扉法要が執り行われ、その後も、仁王像の解体修理をはじめ数々の山内の修築、整備がなされました。 特に平成14年には、弘化3年(1846)から柏野に出ておられた弘法大師像に戻っていただき、新たに大師堂を改築しました。現在、金属・石・木製の三体 のお大師さんが、「みんな仲良く」ということばとともに奉られています。